2007年02月25日

ローレライ

アニメの実写化。
そんな印象を受ける描写が目立つけど、それ自体は悪いことではない。
かつて何本も作られ、人間ドラマだけが売りだった戦争大作に、この映像表現が加われば、もう少し退屈しなくて済んだかもしれなかったのだから。
でも、軍隊に対する描写が、いかにも今風というか。
実際に一兵卒として戦った人の体験記など読むと、軍隊ってのがいかに窮屈で、理不尽な暴力と精神性が満ちていた世界だったかってのを知ってしまったので、こんな和気あいあいとして部下にも甘い描写は、リアルさに欠けてしまう。
この作品内で描かれている軍隊は、『ガンダムSeed』のそれみたい。
上官に反抗的な言動をしたり、命令されていないのに自分の意志で行動したりしても、処罰されずに「困ったやつだ」くらいで暖かく見守られるっていう。
アニメの世界観では通ってしまう状況も、実写では「あり得なさ」が目立ってしまう。
どちらもフィクションで、脚色された世界ではあるけど、アニメのリアルと実写のリアルは違うんだと確認した作品だった。
それぞれのフィールドに適した演出が出来たら素晴らしいんだけど。
監督/樋口真嗣 出演/役所広司 妻夫木聡 柳葉敏郎 香椎由宇 石黒賢 國村隼 佐藤隆太 ピエール瀧 鶴見辰吾 堤真一 公開/2005年
公式
posted by 雨 at 08:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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