2006年12月03日

ALWAYS 三丁目の夕日

全編CGで再現された「昭和」だが、技術の高さでセットとの継ぎ目は感じさせない。
けど、やっぱりCG部分の「写真が動いている感」は残った。
役者の演技が熱を帯びるほど、温度差が目立ってしまい、せっかく温泉に来たのに、ぬるかったみたいな残念な印象。
それでも、子別れのベタな展開は、悔しいけど泣けた。
私が(かなり)子供の頃には、まだ残っていた(田舎なので)風景(駅のホームに垂れ下がった列車の接続案内とか)は、やっぱり懐かしい。
須賀健太の、情の薄そうな実父を演じる、小日向文世の演技が一番よかった。
監督/山崎貴 出演/堤真一 吉岡秀隆 小雪 薬師丸ひろ子 掘北真希 三浦友和 小日向文世 須賀健太 小清水一揮 公開/2005年
公式サイト
posted by 雨 at 09:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月15日

亡国のイージス

『日曜洋画劇場』放映版を録画してたので視聴。
どの程度の編集があったのか知らないが、もしノーカットに近いのであれば、登場人物の背景描写が足りないと感じた。
でもまあ、ネットサーフィンをしながら観たにしては退屈しなかった。
監督/阪本順治 出演/真田広之 寺尾聰 佐藤浩市 中井貴一 勝地涼 チェ・ミンソ 原田芳雄 岸部一徳 公開/2005年
posted by 雨 at 17:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月09日

アメリカン・ナイトメア

蒼々たる面子。
日本で、この手の映画製作者に対するドキュメンタリーが少ない気がするのは、不思議。
それこそジャンルムービーが豊富な国なのに。
アイドル映画、怪獣映画、最近ではJホラーか。
若大将やクレージーキャッツ、ドリフターズの作品群だって、その世界観を辿るドキュメンタリーは、かなり見応えのある作品になると思う。
DVDのオーディオコメンタリーなんかじゃ物足りないぜ。
監督/アダム・サイモン 出演/ジョージ・A・ロメロ トビー・フーバー ウェス・クレイブン デヴィット・クローネンバーグ ジョン・カーペンター ジョン・ランディス トム・サビーニ
posted by 雨 at 18:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月26日

容疑者 室井慎次

愛読してる映画雑誌や同傾向の作品を愛して仲間意識のある映画ファンなどからも、メジャードラマのスピンオフということで、あらかじめ冷遇されている作品だけど、素直に面白かった。
もとのドラマも好きだったけど今回の主役には思い入れは無かった。にも関わらず、楽しめたのは、演出も演技も人気ドラマのファンに対するなれ合い以上に、作品として成立していたからだと思う。
でも、テレビで観ていなかった人が、登場人物の相関関係を理解するには、描写が足りないと思ったのも事実。
主役のキャリア官僚が「現場」にこだわる背景とか、同じく警視正として彼に相対するふたりの思惑など、補足的な描写が少し入れば、もとのドラマを意識しないでも観られただろう。
ややパターン的になっているけど、たくさんの警察官が集まっている場面で主役が一席ぶつ場面なんか、ちょっと見応えあったよ。
監督/君塚良一 出演/柳葉敏郎 田中麗奈 哀川翔 八嶋智人 筧利夫 吹越満 柄本明 真矢みき 佐野史郎 公開/2005年
odoru-legend.com
posted by 雨 at 08:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月24日

電車男

中谷美紀が実年齢を感じさせる母性でヲタクを包むラストは、どうみても姉弟の恋愛。ぁやしぃ様子。
ミキティ(そうは言わないか)、も少し若い頃に、この作品を撮れていたらなぁ(無理)。
中谷美紀が、かつてアイドルだった(KEY WEST CLUB)って知らなかったので、YouTubeで探したら、あった。
その中の「夢はマジョリカ・セニョリータ」ってのを観たら、『美少女戦士セーラームーン』の主題歌「ムーンライト伝説」と、まったく同じ曲だった(歌詞は違った)ので、びっくり。
監督/村上正典 出演/山田孝之 中谷美紀 大杉漣 西田尚美 瑛太 国仲涼子 岡田義徳 佐々木蔵之介 木村多江 公開/2005年
posted by 雨 at 19:33| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月31日

バトル・ロワイアルII 鎮魂歌

健太演出が不評であったので、今まで観ずにいたけど、悪くなかった。
何より、圧倒的な戦闘描写がステキ。
若きテロリストたちの、まるでヒッピーのような扮装がコーディネートし過ぎな印象であったり、いきなり戦闘に参加させられた学生たちなのに、突入時のポジション取りが様になりすぎていたりと、違和感覚えるシーンも多々あったけど、今時、これほど大量の戦闘員による殺戮を観せてくれる作品は無いよね。
『プライベート・ライアン』にも迫る勢いだった。
展開の甘さを相殺しても、退屈しないだけの面白さはあった。
あと、いい加減誰か、妙な作品に出演し続ける加藤夏希を評価しても良い頃だよね。
監督/深作欣二・深作健太 出演/藤原竜也 前田愛 忍成修吾 酒井彩名 末永遥 加藤夏希 前田亜季 竹内力 真木よう子 石垣佑磨 ビートたけし 津川雅彦 製作/2003年
公式
posted by 雨 at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月28日

妖怪大戦争

金曜ロードショーの録画で。
地上波でのエンディングぶった切りは相変わらずひでぇと思ったら、どうも他にも一杯カットされてるらしい。
皆、吹っ飛んで次週予告って、どんなオチだ。
視聴者も怒っていいと思うけど、三池監督だって怒りゃいいのに。
かつてはエンドクレジットまで放送してた憶えがあるけど、何でこんな風になっちまったんだろう。
作品の感想以前に、半端な状態しか観せられていないんだから、どうにもねぇ。
あるサイトでネタバレ見ちゃったけど、番組でのラスト以降に、こりゃカットしちゃ拙いだろうって描写があったんだな。
テレビ放映で映画を観るのは、やっぱり衛星放送がベストなのか。
監督/三池崇史 出演/神木隆之介ほかビッグバジェットらしく盛り沢山な方々 公開/2005年
公式
posted by 雨 at 19:44| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月17日

戦国自衛隊1549

『金曜ロードショー』の放送を録画したのを、やっと観た。
特撮が見応えあるのは、79年の角川版から25年も経っているのだから当然の進化。
ストーリーも、きっちりとまとまっているけど、無理が無い訳ではない。
わずか2年の間で戦国の世界に、原油精製プラントを建設してたり。
ま、これは現有兵器の燃料問題をクリアするためには、強引でも必要な理屈だったんだろうね。
そのあたりは、許容してもいい。ファンタシイってことで。
ただ、なんか優等生な感じで終わっちゃったな。
角川版の汗たぎる前作を観ちゃってるから、ちょっと淡白な印象があるのかも。
なんつっても渡瀬恒彦分が足りなすぎる。
北村一輝が、その役目を演じるべきだったのではないか?
監督/手塚昌明 出演/江口洋介 鈴木京香 鹿賀丈史 北村一輝 嶋大輔 伊武雅刀 中尾明慶 綾瀬はるか 的場浩司 生瀬勝久 宅麻伸 製作/2005年
公式
posted by 雨 at 10:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月11日

梁山泊 激突!パチスロ大戦争

大村波彦、老けたなぁ。
かつての、ちょっと鼻に付く若者ぶり(あまり好印象では無かった。ま、役柄がね)が懐かしい。
作品全体の印象としては、ヒジョーに安っぽいな。
Vシネ系は、安っぽいテイストも魅力の内に入ったりする場合があるけど、それにしてもショボい。
スロはパルサーしか出てこないし、そもそもタイトル主演の「梁山泊」メンバーが3人しか登場しない。
敵役となるスロット攻略集団「ナイアガラ」は、ステレオタイプな若者4人に黒幕釘師2人(あと愛人1人)なので、まあバランスの悪いこと。
主役だから「梁山泊」が勝利するのは当然だけど、その根拠も説得力の無い雰囲気的なもの。観るものに補完させようってのか。
「梁山泊」だって攻略軍団なんだから、パーラーにとっては本来どっちも迷惑存在なのに、ちっともアウトロー的な要素が無いのは綺麗ごとにすぎる。
まったくノレないったら。
作り手はパチ漫画とか読んだ事ないのかなぁ。
パチコミックの登場人物は、パチプロというものの本質に自覚的で、だからこそ行動も自然体なんだけど、赤井英和の役ときたら、まるで学校の先生みたい。
敵も、コンビニ前でしゃがんでるようなタイプの若者連中で、バイオレンス描写は、三上大和がボコられた、顔に傷さえ残らない程度の1シーンのみ。
まあ、なんてスケールの小さい「大戦争」。
とりあえず、これまで観てきたパチムービーの中では、最低ラインだった。
唯一、救いだったのは、ラストで「老いぼれは不要」ってリーダーを裏切った大村波彦を、さらに沢木まゆみと佐藤幹雄が裏切るところ。
本当なら、テーマがテーマだけに、もっと作品全体を包むべきアウトサイダー感を、この2人だけが感じさせた(最後にちょっとだけ)。
あのシーンが無かったら、何にも訴えるものの無い作品だった。
監督/門奈克雄 出演/赤井英和 金山一彦 三上大和 井上博一 大村波彦 沢木まゆみ 佐藤幹雄 三田村賢二 製作/2004年
posted by 雨 at 16:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月01日

ザ・ギニーピッグ マンホールの中の人魚

スタッフクレジット(背景美術)の中に友川かずきの名前。
フォークシンガーの彼と同一人物かしら。
作品は、まさに日野日出志の世界。
『ギニーピッグ』シリーズで、WAHAHA本舗の親和性は高かったのは知ってるから久本雅美には驚かないけど、何故ここに利重剛がいるんだろう。
出演する作品を選ぶイメージがあるので、ちょっとだけ興味があるね。
極彩色なグロ描写は気色悪さをオーバーし過ぎて、肉体が崩れていく人魚の最終形態では、もう何が描かれているのかわからないくらいだった。
だから、観ている人に生理的嫌悪感を覚えさせるためには、多量のミミズ等、無足動物の投入が必要だったんだろうな。
口が利けず、テレパシーで主人公と会話する人魚も、肉体を病んで発する断末魔のうめきだけは声になっていて、それが、やたらにエロチック。
傍で聞いてたら、アダルトビデオでも観てるのかと思われそうだ。
作品中のセリフ総数も少なくて、8割方、人魚のうめき声なので一層ね。
1件の家をシェアして1階に住んでいる住人が、天井から落ちてきた血に不審を抱き、主人公に会いに2階を登っていく描写には、『呪怨』的な、Jホラーでくくりにされた作品で、よく見られる重くて湿っぽいテイストがあった。
ブーム以前に、すでにこういう描写があったんだね。
監督/日野日出志 出演/斉木しげる 染井真理 利重剛 久本雅美 製作/1988年
posted by 雨 at 15:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月29日

岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 マレーの虎

舞台を海外に変えても、ストーリーはベタな人情もののフォーマット通り。
喋ることの出来ない子供は、ラストで主人公の名前を呼ぶし、貧乏な村が乗っ取られる状況で現れたカオルに、村人達が伝説のヒーローの姿を重ねるという展開も単純明快。
今回は、怪獣というより、タイトルにあわせて虎の咆哮が響き渡るカオルの描写はステキだが、次作には、彼自身がメインとなって、も少しメランコリックな物語も観たいね。
田口トモロヲも、あいかわらず1人で暴走してる演技だけど、竹中直人に感じるような作品のテンポを変えるウザさが無いのは人徳やね。
おなじみ、奥野敦士によるテーマ曲もカッコいい。
最近買ったケータイの着メロにしたいくらいやわ。
山口祥行は、おいしいポジションをキープ。
外国で思いも寄らないカオルとの再会に驚く島田組長も楽しいけれど、やっぱり大暴れの舞台は、岸和田がいいんじゃないかしら。
いつか訪れるシリーズラストの作品は、岸和田を舞台に、カオル自身の切ない物語を、安い演歌にベタなギャグで彩った「泣き笑い人情アクション+怪獣」映画として締めくくってもらいたいねぇ。
監督/宮坂武志 出演/竹内力 田口トモロヲ 山口祥行 小嶺麗奈 古井榮一 勝矢秀人 粟島瑞丸 三池イエロー(崇史) 製作/2005年
posted by 雨 at 17:12| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月16日

いま、会いにゆきます

いま、テレビで観てます。
製作がテレビドラマ版と同じTBSで、ロケセットも同じに見える。
印象も同じ。子役(武井証)以外の出演者が違うだけ。ああ、こっちが先か。
線の細い主人公夫婦って感じは、テレビ版のミムラ、成宮寛貴コンビの方があるかも。
設定は、ちょっとだけ変わっているけど(だから、こっちが先だってば)、違和感は無い。
でもやっぱり、10話かけて、じっくり情緒を盛り上げたテレビ版の方が馴染む感じかなぁ。
どっちを先に観たかで違うのかもしれないけど。
監督/土井裕泰 出演/竹内結子 中村獅童 武井証 平岡祐太 大塚ちひろ 中村嘉葎雄 市川実日子 YOU 松尾スズキ 小日向文世 製作/2004年
posted by 雨 at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

昭和鉄風伝 日本海

いかにも15年前の作品らしく、皆、若い。
ナレーションの大塚明夫も、クレジットが出るまでわからなかったほど、アクが無い。
警察官の制服も旧式だし、事務所の場面では、現在なら必ず置かれているパソコンも無い。何度か出てくるパチンコ屋の風景も、ホコリの出そうなくらい古臭く懐かしい。
昭和、だねぇ。
それが、任侠モノにはピンとくる。
韓流ドラマを先んじる、ベタな展開。ほとんど伝統芸能と化している、おなじみのストーリーだけど、それが心地よい。
お世辞にも深いとは言えないドラマだし、主役のハマちゃんも演技以前に、勢いだけで走ってる様子だけど、いくつかの描写に良いところがある。
まず、登場人物たちの死にぶりが、過剰に情緒的で無いのが良い。
この作品も安い部類ではあるだろうが、もっと激安なドラマだと、登場人物が死んだ時に、虫の息で最後の一言があったりする。
それが主要人物であるほど、何か気の利いた、主人公に復讐を決意させる的な一言があって、ガクリと首を折る、なんて描写をしがち。
だが、この作品では、もう1人の主役級であるハマちゃんの腹違いの兄である内藤剛志が殺される時も、銃で襲撃されると、ただ撃ち殺されて何も語ることなく骸と化し、血まみれで倒れ、その虚ろな瞳は虚空を睨むだけだ。
主人公が駆け寄っても、すでに心の無い物体となり果て、台詞で情緒を生んだりはしない。
激安ドラマ的に、回想シーンなんか入らないし、主役の感情を揺さぶるような衝撃の新事実なんか語りゃしない。
その潔さは、クライマックスの殴りこみで、敵役の組長、それに助っ人としてやってきた関西方面の幹部たちが死ぬときも変わらない。
なにせ、敵対する組長の首をとるのも、主役であるハマちゃんではないのだから、まあ潔い。
相手方の面々で主要な人物のうち、ハマちゃんが殺るのは、企業舎弟である興行会社社長の渡辺哲、ただ1人だけで、あとはザコばかりなのだもの。
他は皆、ハマちゃんの舎弟たちが、自らの死とひきかえに全部、片付けちゃった。まあ潔い。
主役が八面六臂に、ばっさばさと敵役を根絶やしにする作品も、それはそれで楽しさはあるけど、この作品でそれをやったら激安になっちゃう。
クライマックスの、やけに荒いアクションも、まだ演技になれていないハマちゃんの勢いにピタリと歩調を合わせるようで、場は整理されない混沌とした状況となり、それがリアリティをかもし出すことになったのは、結果的に吉と出たんだろう。
興行会社秘書の坂田祥一郎が、修羅場ではキレイに撫で付けたオールバックを振り乱し、殴りこんできた主人公たちに決死の表情で対峙する描写も、企業舎弟というものの本性を見るようで楽しかった。
本田理沙の落ちぶれた歌手役も、実際の彼女とダブる皮肉が面白く、役柄以上の余計な演技をしない神田利則も、なかなか良かった。
草薙良一、飯島大介 、清水宏、渡辺哲、この面々がビシッと敵役でまとまり、安心して物語に入り込める親切設計となっているのも、この作品の良いところ。
任侠道を守る良い(?)ヤクザ側である内藤剛志、山谷初男、粟津號という顔ぶれも良し良し。
バーター出演だろう吉本芸人たちにも、持ちネタギャグなどやらせず、長くも無い出番を淡々と役柄どおりに演じさせたのも良かった。
監督/佐々木正人 出演/浜田雅功 内藤剛志 山谷初男 粟津號 青島健介 掛田誠 本田理沙 草薙良一 飯島大介 清水宏 渡辺哲 坂田祥一郎 小野沢知子 神田利則 安岡力也 ぼんちおさむ 小宮孝泰 Mr.オクレ 村上ショージ ジミー大西 製作/1991年
posted by 雨 at 09:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月08日

ロンタイBABY

高口里純の原作コミックは全巻持ってるほど好きな作品だけど、この映画に関しては観る前から、作品世界の忠実な再現あるいはキャスティングの妙など望むべくも無い、何も期待を抱かせない激安映画だろうと想像していた。
正解。
でも、私はB級アイドル映画とか漫画実写化(劣化)映画がケッコー好物。
だから、こういうタイトルは、つい観ずにはいられない。
好んで不味いジュースを飲んでしまう感覚?
それにしても、主演がヒドかった。
あんた誰?なキャスティングでも別にかまやしないけど、女子高生役には、あまりにトウが立ちすぎなイメージ。
また、主役コンビの1人、岡田理江がシリアスな台詞を言う時に浮かべるうすら笑いは、演出家不在を思わせる不真面目さで、いかな激安映画好きな私も腹が立つものだった。
大好きな北村一輝(当時は北村康)が出ていて、特徴である凶悪な表情は、この時すでに見られるけど、色気が伴わず未だ魅力は薄い。
もう1人の主役、稲田千花は特に語るべきものも無く、せめて3歳若い頃に演じていたらという印象のみ。
どんな作品でも、何か褒めどころを見つける淀川長治(日曜洋画劇場)メソッドで言うと、立河宜子は、元族のヘッドであった過去を婚約者に隠している主人公の姉という役柄を忠実に演じていて、作中人物の中で一番イメージギャップを感じなかった。
また、ラスボス的スケバンには高橋里香がキャスティングされていて、棒立ちな演技はともかく、スッとした見映えは悪くなかった。
アクションに見ごたえがあり、ギャグに締まりがあったら、那須博之の『ビー・バップ・ハイスクール』くらいの人気シリーズになっていたかもしれない題材を、キャスティングと劇中さんざ流れるダサいロカビリー風歌謡が、総体的な印象を激安にさせた作品だった。
しかも、そのダサい劇中歌の作詞を原作者自身が担当しているとあっては、現場にノーを言える人が皆無であったとしても不思議ではない。
なるべくしてなった激安なのね。
監督/花堂純次 出演/岡田理江 稲田千花 桜井亜弓 高橋里香 立河宜子 北村康 製作/1996年
posted by 雨 at 19:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月20日

四角いジャングル 最終章 格闘技オリンピック

前半は、格闘技ファンの夢、様々なジャンルの格闘家が1つのリングに集い最強を決めるという「格闘技オリンピック」!
かと思ったら、アマチュア格闘家(ブルーカラー&パンチパーマ率高し)による「腕っぷし日本一大会」だって。詐欺か!
現役スポーツマンだけじゃなく、昔やってました的な参加者たちが殆どだが、中には格闘技経験一切無しという自分探し予備校生(ボンクラ確定。母から大会事務局に苦情のTELありとのナレーションにも苦笑)もいたりして、ぐずぐずな試合内容に観客の失笑が目立っていた。
そんなやつに限ってソバットなんかしてみせたりして、意外に満員だった会場にいた観客にとっては、さぞ辛い時間を過ごしただろうと思われた。他にもスタミナ切れで、だらだらした展開も多数あったと予想されるしね。
間に極真の百人組み手なんか挟んで、後半はアントニオ猪木VSウィリー・ウィリアムスの異種格闘技戦。
これは観た事無かったから(まあ、「腕っぷし日本一」もそうだけど)、眼福。
グレイシー・トレイン以前に、ウィリアムス・トレインで登場してたウィリーさん。
一方、猪木の脇には長州力の姿。事前のイノキ・アイランドでの特訓シーンでは、ドン荒川さんの姿が目についた。
そっか、決着つかなかったのか。だからウィリーさんはレジェンドになって、それが後の営業に有利になったんだな。
確かに殺気溢れる展開は、見ごたえありました。
監督/南部英夫 出演/アントニオ猪木 ウィリー・ウィリアムス 藤原敏男 大山倍達 中村誠 公開/1980年
posted by 雨 at 16:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

JUSTICE

ショートムービー集『Jam Films』の1本。
日本と平和とブルマの話。
ハードルをする綾瀬はるかの姿が、圧倒的な質量感を持つカメラワーク。
監督/行定勲 出演/妻夫木聡 綾瀬はるか クリスチャン・ストーンズ 新井浩文 三浦哲郎 福井裕佳梨 栗原瞳  製作/2002年
Jam Films S
posted by 雨 at 14:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月14日

マルコヴィッチの穴

雑誌『映画秘宝』が公開前に勝手につけた邦題を、配給会社が本当に起用した経緯は興味深いけど、実のところカッコ悪いタイトルだなぁ。
原題ママ『Being John Malkovich』で、よかったと思う。あるいは、もう少し洒落た日本語タイトルを考えられるセンスは、すでに映画界に無いんですかね。
マルコヴィッチが真相を知って、自身の脳内に入り込む描写は大笑いした。
私的には、その時点でコメディという認識。でも、それとカッコ悪い邦題とは別の話。
キャメロン・ディアスは、そうと思わないまま最期まで観ちゃった。
キャサリン・キーナーは、私には、どこが魅力的なのか、さっぱりわからない。
それでも面白かった。
チンパンジーの視点とか回想シーンとか、すべてがマルコヴィッチで満ちた世界とか。
監督/スパイク・ジョーンズ 出演/ジョン・キューザック キャメロン・ディアス キャサリン・キーナー ジョン・マルコヴィッチ チャーリー・シーン オーソン・ビーン 公開/1999年
posted by 雨 at 15:46| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月13日

CASSHERN特別版

日曜洋画劇場で視聴。再編集版?
1ミリの期待も無かったので、出来は別に問わない、けど。
意味がわからない、っつうより意図がわかりません。
途中、画面がセピア調になったり、モノクロになったり、目的が不明。
全編通して、その色調でいくなら面白かったかもしれないけど、おそらく監督の脳内でしかわからない理由なんだろう。
ラスト、宇多田ヒカルの主題歌が流れるシーンを観ると、単純に、作品全体が長いミュージッククリップなのかと思っちゃう。
気付いたこと。
及川光博は、やっぱり鳥肌実に似てる。
フレンダーが、フツーの犬。
ナレーションに納谷悟朗を起用するなら、何故あの名台詞(「たった一つの命を捨てて、生まれ変わった不死身の体。 鉄の悪魔を叩いて砕く、キャシャーンがやらねば誰がやる!」)を語らせなかったのか。
特撮はいい感じ。CASSHERN(なんだかキャシャーンとは表記したくないな。オリジナルアニメを観ていた世代として)の動きを除いては。
このバジェットで、こんな感じのレトロフューチャーな戦隊ものが観たかった。
監督/紀里谷和明 出演/伊勢谷友介 麻生久美子 唐沢寿明 寺尾聡 樋口可南子 小日向文世 宮迫博之 佐田真由美 要潤 西島秀俊 及川光博 寺島進 大滝秀治 三橋達也 公開/2004年
公式日曜洋画劇場
posted by 雨 at 15:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月11日

四角いジャングル 激突!格闘技

極真の大会も面白いけど、やっぱり圧巻は藤原敏男のタイトル戦。
それに比べると、冒頭の異種格闘技戦。アントニオ猪木VSミスターX(覆面空手家)の劇画的ギミックには、軽い失望を覚えた。
その前座試合である全米プロ空手の対決。クレイジー・レッグスVSネイビー・ハリケーンってのも、ベタなリング・ネームすぎて、どうにも嘘くさい。
ダウンし、ピクリとも動かなくなったと思いきや、カウント7で、すっと立ち上がる様も、真実味に欠け、明らかに観客も冷めている。
新日本プロレスの場面は、今回は不必要だったね。
ただ私的には、子供の頃のバラエティ番組でしか知らない、サンダー杉山が試合する姿を観れたのは、ラッキーだったと言えなくもない。
髪の短い長州力とか、半端に長髪がキモいミスター高橋とかね。
寺西勇と木戸修だけは、私の記憶とビタ一文、相違ないけど。
監督/後藤秀司 出演/アントニオ猪木 大山倍達 モハメッド・アリ ベニー・“ザ・ジェット”・ユキーデ 真樹日佐夫 藤原敏男 ミスターX ヒロ・マツダ ストロング小林 サンダー杉山 上田馬之助 長州力 芦原英幸 添野義二 二宮城光 赤星潮 シープレー・キャットソンポップ プライユット・シーソンポップ 公開/1978年
posted by 雨 at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月06日

四角いジャングル 格闘技世界一

冒頭、格闘技の歴史が重厚なナレーションとイラストによって紹介される。
そのイラストを担当したのは影丸譲也と谷村仁志。
この谷村仁志って、今の「パチンコ・ドンキホーテ」谷村ひとしなのかなぁ。
音楽は荒木一郎が担当。
演歌調のメロディに英語詩がのる不思議な主題歌(イントロの「evermore forevermore」と言うフレーズが、しつこくリフレインされてウザい)は、どうかと思ったけど、試合のバックに流れる曲はダサかっこいい。
作品の印象としては、他のどんな格闘技よりも、ボクシング会場の雰囲気が殺伐としていて興味深い。
観客の野次というか声援が、まるで梶原一騎の作品から飛び出したような殺気溢れるもので、「アメ公帰れ」とか「クロンボひっこめ」なんて感じで、とにかく熱い。(そして地上波の放送コードには、きっとのらない)
リングの内と外、どちらも一触即発な火薬庫のような様子は、まさにジャングル。
作品に登場する格闘家たちの、やさぐれ加減が、また素晴らしい。
新日本のレスラーたちや相撲部屋の力士たちなんか、フツーな顔してるけど、日本人ボクサーや空手家(ex.真樹日佐夫)のルックスは、もろヤクザだし、観客席にも菅原文太、梶原一騎といったモノホンのヤクザの姿が。(オイ)
27年前の作品だけあって、みな若い。
高砂部屋のシーンでは、若き日の朝潮が当時の四股名「長岡」(本名)でクレジットされていた。
また、新日本プロレスの道場では、小林邦昭、山本小鉄、長州力、藤波辰巳、木戸修などが、まるで少林寺の映画に出てくるような不思議な道具を用いての、身体を痛めつける系の訓練をしている。そこは、ちょっと劇画チックで、またも梶原一騎的風景だった。
ドキュメンタリーと言いつつも、どこか演出くさく、それでも当時リアルタイムで観ていたら、きっと信じきったんだろうなぁ。
監督/後藤秀司 出演/アントニオ猪木 大山倍達 モハメッド・アリ ベニー・“ザ・ジェット”・ユキーデ ザ・モンスターマン アンドレ・ザ・ジャイアント タイガー・ジェット・シン 藤猛 ウイリエム・ルスカ 真樹日佐夫 上田馬之助 ウィリー・ウィリアムス ボブ・バックランド 坂口征二 ザ・ランバージャック モンサンワン・ルークチェンマイ 藤波辰巳 トニー・ガレア 藤原敏男 東拳司 高見山 黒崎健時 倍賞美津子 公開/1978年
posted by 雨 at 13:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。